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デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’22/第28回 AMDアワード年間コンテンツ賞「優秀賞」10タイトル、
江並直美賞(新人賞)、リージョナル賞が決定

2023.02.14AMD Award

『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'22/第28回 AMDアワード』において、年間コンテンツ賞「優秀賞」10タイトル 、「江並直美賞(新人賞)」、「リージョナル賞」の授賞者及び授賞作品を決定しました。

「総務大臣賞」及び「AMD 理事長賞」は、「優秀賞」の 10タイトルの中から選考され、2023年3月7日に開催される「受賞式」内で発表されます。

なお、受賞式の模様はニコニコ生放送、YouTubeにてライブ配信いたします。詳細が決まり次第、情報公開いたします。

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デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'22/第28回 AMDアワード
受賞作品一覧

<年間コンテンツ賞「優秀賞」> (作品名 50音順)

作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
1 ウタ ONE PIECE FILM RED 製作委員会
【受賞理由】ウタは映画『ONE PIECE FILM RED』のヒロイン。映画から飛び出して現実に存在するアーティストとして活躍。登場キャラのウタによるその歌声が響くと、劇中の盛り上がりとシンクロするかのように2022年を代表するキャラクターとして世間を賑わせた。アニメキャラクターが紅白歌手として初めて出演の快挙を果たし、リアルとアニメのシンクロによる新境地を切り拓いた。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
2 ELDEN RING 株式会社フロム・ソフトウェア
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
【受賞理由】これまで数多の名作を世に送り出してきたフロム・ソフトウェア待望の新作は、期待を上回るクオリティーで世界中のゲームファンを虜にした。ジョージ・R・R・マーティン氏とディレクターの宮崎英高氏に構築された世界観を下地にした広大な世界は、未知の発見に溢れ、探索はつねに緊張感を伴い、プレイヤーは試行錯誤を重ねながら夢中になる。また、バンダイナムコエンターテインメントの海外ネットワークも合わさり、日本のみならず世界中のファンに広く遊ばれ、熱狂させた。忘れられない冒険と極上の達成感を味わわせてくれた本作開発チームに敬意を表する。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
3 きつねダンス 株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
【受賞理由】「「きつねダンス」は北海道日本ハムファイターズの「ファイターズガール」によるパフォーマンス。「The Fox」に合わせ、みみカチューシャとしっぽを付けてキツネらしいかわいい振り付けのダンス。22年3月の初公開以来、動画サイトにおいて注目を集め、「踊ってみた動画」が日本はもとより、世界でUPされるブームとなり、日本各地のイベントやほかのスポーツにも波及、22年の国民的人気ダンスとして表彰する。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
4 silent フジテレビ 木曜劇場「silent」
株式会社フジテレビジョン
【受賞理由】声がなくても愛が伝わる設定と演出、事情がわかると前に戻って観たくなる伏線と回収など、今の若者たちの空気感をオリジナルドラマとして見事に描き出した。放送後はtwitterの世界トレンドで毎週のように1位を獲得、見逃し配信は全11話で6191万再生と歴代最高を記録している。SNSではスポーツ中継延長時に本編に入りきらなかった未公開シーンや小道具の投稿をする等今の生活スタイル合わせたきめ細かな工夫も光った。時代を切り取るセンスと新しいことに挑戦する姿勢を高く評価。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
5 アニメ「SPY×FAMILY」 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
【受賞理由】「少年ジャンプ+」連載時から注目を集め、満を時してのアニメ化となった。アニメーション制作はWIT STUDIOとCloverWorksの2社による共同制作。また、Season 1を通して本作の主題歌をOfficial髭男dism、星野源、BUMP OF CHICKEN、yamaと、豪華アーティスト陣が担当。登場キャラのアーニャとその口調がSNSのトレンドになるなど、様々な年間ランキングを席巻した。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
6 世界陸上オレゴン大会でのXRスタジオ TBS「世界陸上オレゴン」
【受賞理由】「世界陸上オレゴン大会」においては、TBSテレビがXR技術を駆使した新しい生中継表現を実現し、多くの視聴者に臨場感のあるリモート中継で陸上競技の魅力を伝えた。日本初のLIVE映像とXR技術を組み合わせたテレビ放送中継により、スタジオにいながらどこの場所にも瞬時に移動し、そこから生中継しているような時空を超えた新しい映像演出を高く評価。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
7 ファスト映画アップローダーに対する損害賠償請求訴訟の勝訴判決 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)
【受賞理由】映画の映像を権利者に無断で、10分程度に編集、要約した動画を無断アップロードする「ファスト映画」問題が深刻化する中、会員企業13社からなる原告の窓口としてまとめあげ、ファスト映画を無断アップロードしていた被告に対して損害賠償請求訴訟を提起。5億円の損害賠償判決という司法判断が下る先駆的ケースを作り上げ、著作権の適性な保護、流通に大きな一歩を作り出した功績を評価する。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
8 「FIFA ワールドカップ カタール 2022」ABEMA 全64試合無料生中継 株式会社AbemaTV
【受賞理由】サッカーの新しい視聴体験を幅広い世代に提供し、日本中に大きな感動を作り出した。見逃しフルマッチ配信やハイライト映像、複数台のカメラによる様々な視点でのマルチアングル映像など、場所や時間を選ばない新たなサッカーの視聴体験を提供してくれた。日本対スペイン戦が行われた2022年12月2日(金)の「ABEMA」の1日の視聴者数は、開局史上最高となる1700万を超えた。日本を元気に、そしてブラボーにしてくれた挑戦心を称えたい。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
9 ぷにるんず 株式会社 タカラトミー
【受賞理由】デジタルとアナログを融合した新“触感”液晶お世話トイ。おもちゃのテクノロジー活用が進む中、育成ゲームにアナログな“ぷにぷに”触感を付加することで、デジタルトイながら温かみのある新しい体験を提供し、令和の子供たちを夢中にさせた。それはリアルで触れ合える機会が急減した昨今において癒やしでもあっただろう。
作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
10 VOICEVOX 廣芝 和之
【受賞理由】AIによる高品質な音声を無料で使える音声合成ソフト。VTuberなど、音声合成の利用が広がる中、品質の高さや、活用範囲の広さ、音声ごとにキャラクターイラストで表現されている世界観などで話題になった。クレジット表記を入れれば無料・無許諾で商用利用できることや、オープンソースで制作されている点は特に注目された。

<江並直美賞(新人賞)>

藤井 亮
株式会社 豪勢スタジオ 映像作家 / クリエイティブディレクター
【受賞理由】2022年7月にNHKで放送されたテレビ番組「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」。「1972年に制作された特撮作品」という体裁のもと、岡本太郎の作品や言葉など、その世界観を体現した特撮番組がSNSで話題を集め、展覧会や関連イベントが続々開催。コミケやハロウィンではコスプレイヤーも登場するなど、その世界は一気に広まった。本作を制作した藤井亮はこの作品にとどまらず、実写やアニメーションを使い、ユニークな映像作品を作り続けている。

<リージョナル賞>

作品名/団体名 受賞者/制作・関連会社等
「30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート」 静岡県/ロントラ株式会社
【受賞理由】我が国では、若者の東京圏への流入により、その他地域における人口減少が深刻な課題となっている中、静岡県では、SNS等を有効に活用し、静岡県出身で県外在住の若者のU・Iターン促進及びつながり維持を目指す取組を行っている。高校卒業生全員に地域の魅力を発信するウェブサイトのQRコードを記したカードを配布し、LINE、メルマガ登録を促進し、潜在的なU・Iターン層とのつながりを維持するとともに、各種SNSと連動し、静岡県で暮らし働くことへの興味・関心を促す情報を随時提供するなど故郷が忘れ去られない取組を行っている。このような取組を一過性のものとするのではなく長年続けることにより、中長期的な視点で郷土愛の育成を図っており、既に3万人以上のフォロワーを獲得するなどの成果をあげており、先導的な取組となっている。

本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、2022年1月1日より12月31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタル コンテンツ及びサービスの中から選出されました。

また、受賞作品の審査は、審査会《 審査員長 夏野 剛(近畿大学 情報学研究所長 特別招聘教授)》にて審議し決定しています 。

■『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’22 /第28回AMD アワード』授賞式
日 時:2023年3月7日(火) 16:30 (開演 16:00)
会 場:帝国ホテル 中2F「光の間」(東京都千代田区内幸町1-1-1)

※ 受賞式の模様はニコニコ生放送、YouTubeにてライブ配信いたします。

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