第22回 AMD Award '16

功労賞

  • シブサワ・コウ
    株式会社コーエーテクモゲームス ゼネラルプロデューサー

第22回AMDアワード 功労賞 シブサワコウ

授賞理由

株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役社長 襟川陽一。ゲーム黎明期から現在 まで、第一線で活躍する人気ゲームプロデューサー、シブサワ・コウでもあります。
1981年、『川中島の合戦』を制作。歴史シミュレーションゲームという新ジャンルを創造した。 その後『信長の野望』、『三國志』等をシリーズ作品として大ヒットさせ、ゲームソフト市場の 発展に寄与した。
1989年に日本シミュレーション&ゲーミング学会を発起人として創設。企業家として1990 年に社団法人ニュービジネス協議会アントレプレナー大賞受賞。
プロデューサー歴35周年を迎えた2016年には、大河ドラマ『真田丸』に『信長の野望・創造』の地形データを提供。3Dマップ監修として制作に参加し、ゲーム業界のプレゼンスを全国に示した。その35年にわたる功績をここに讃える。

受賞コメント

名誉あるAMD Award 功労賞をいただき、大変うれしく存じます。長きにわたってのファンの 皆様からのご声援の賜物であり、厚く御礼申し上げます。1981年、初の作品として『川中島の合戦』を発売。続く『信長の野望』では、テストプレイで初めてエンディングまで到達した際の感激を、今でも忘れることができません。以降、お客様からのご要望に応える形で『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』をはじめ多くのタイトルを生み出すことができました。
完成まで12年の歳月を費やした最新作の『仁王』では、全世界で多くのお客様にお楽しみ いただいています。今後も、『仁王』を超える作品を生み出すべく、さらに精進してまいります。今回の受賞を、開発を共に続けてきた社員、そして支えてくださった関係者の方々と一緒に いただく気持ちでおります。ありがとうございました。

受賞者プロフィール

株式会社コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長 襟川陽一。
栃木県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、株式会社光栄を設立。元々染料問屋を営んでいたが、 パソコン購入を機に、自力でソフトウェアの開発やゲーム開発を始める。本業の傍ら制作した『川中島の合戦』がヒットしたことで本格的にゲーム制作ビジネスを始動させ、名作『信長の野望』や『三國志』などのIPを生み出した。”シブサワ・コウ”は、ゲームクリエーター、ゼネラルプロデューサーとしてのペンネームであり、1981年以降、35年にわたって数多くの作品を生み出している。

■主な作品・実績

『信長の野望』シリーズ(1983年~)
※「信長の野望・創造」Digital Contents of the Year '13「優秀賞」
『三國志』シリーズ(1985年~)
『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズ(1985年~)
『信長の野望 Internet』(1998年)
※ Digital Contents of the Year '98 The AMD Grand Prize 郵政大臣賞
『決戦』シリーズ(2000年~)
『信長の野望 Online』(2003年~)
『100万人の信長の野望』『100万人の三國志』(ともに2010年~)
『仁王』(2017年)

■著書
『シブサワ・コウ 0から1を創造する力』 発行:PHP研究所

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